薬物治療の経過
10月9日 薬物治療1週間経過後受診。検査結果で左耳8000Hzが20dbの回復。
検査値改善は励みになるものの、日常生活では回復の実感がないままでした。
先生は「効果あり」とし、ステロイド治療継続となりました。
カイロプラクティック
10月11日 薬物治療は2週目を継続しつつ、難聴の完治実績のあるカイロプラクティック治療の初回となりました。全くの無知で、とにかく行ってみました。
まず確認されたのは、
①問診票記入
②左右血圧測定
③両手の握力チェック
④両足片足での立ち上がりチェック(40cm、30cm、20cmの椅子から片足で立ち上がれるか)
30cmまで普通にできました。左右の脚力の差があることに気付かされました。
⑤正面・横から直立全身写真を撮影してのバランスチェック
でした。
私は難聴治療のリクエストをしたため、念入りに首、肩回りを確認されました。左の第二頸椎が出ていることを指摘されました。他、常にある肩凝りと、ふくらはぎの張りも見抜かれました。確認で軽く押しているだけらしいのですが痛いところを的確に押してきます。
私はマッサージもエステも苦手ですし、整体系?の正式な治療がはじめてですので、少し触って不調箇所を言い当てられることに驚きました。その後うつ伏せでしばらくユラユラと軽く全身を揺らされました。脊椎・骨盤のズレを整えるのだそうです。
信じよう、と思う気持ちと裏腹に「何これ?こんなんで治るわけないじゃん」という思いでした。ユラユラが終了とのことで、ふくらはぎの張りをチェック。触られても全然痛くありません。「さっきと同じ力で触ってますか?!」と、瞬間的に聞いていました。しかし笑いながら「よく言われます。同じ力ですよ」と。にわかに信じがたい程、脚の痛みは無くなっていました。
割愛しましたが、とにかく説明はきちんとしてくれます。何ができて、何ができないのか。期待できる効果、その理由など。
1回目の治療は終了しました。恐ろしいのはその金額。初診料・検査料・施術費で10,450円。カイロプラクティック保険適用外。
カイロプラクティック保険適用外
分かっていて行ったとはいえ、初回治療費10,450円にはやはり治療効果が期待できなければ続けられないという思いが大きく、調べてみました。
カイロプラクティックとは、アメリカで考案され、世界40ヵ国で有資格者が行う代替医療です。40ヵ国に日本は入っていません。日本では、「科学的根拠がない」とされる民間療法の位置付けで、国家資格ではありません。
しかしアメリカでは資格取得に7年以上かかり医師と同等の国家資格として認定され、地位も高く、施術に保険適用もなされます。WHOが定めた国際的な教育基準もあります。逆に日本の国家資格である柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師などは海外ではほとんど認知されていません。
日本ではカイロプラクティックは民間療法扱いの為、無資格で開業できます。脊椎・骨盤を整えるため、我流で施術を行い、脊椎損傷などの致命的な事故につながるケースもあり、厚労省や消費者庁が注意喚起しています。
注意喚起するくらいなら、法整備し、アメリカの技術を積極的に取り入れ高度な技術を持つ施術者の養成を行えばいいと思います。なぜそうならないのかは全くわかりません。