香港でオーケストラを聞いてきたのですが、国慶節のお祝いの演目をしていました。オーケストラとコーラスが2つの演目を行い、見事で豊かな音楽でした。とても感動したんですけど、「黄河大合唱」という演目の最後の最後の歌詞が、against the Japanese invasion って・・・びっくりして逃げようかと思いました。
後から現地の人に聞いたところ「いつものこっちゃ」らしいです。1997年に中国へ返還され、次第に反日感情を煽る内容が増えているようです。確かに、コンサート会場でおばちゃんに、「どこからきたの?」と聞かれ、「日本」と答えたら、”こんにちは、さようなら、おいしい” ってありったけの歓迎を受けてはいたし、日本に対して悪い感情を持っていないと聞いていたのですけど、これから香港で成長していく若い人たちは、何度もこのような歌詞を耳にしていたら、やはり反日感情が育つのでしょうか。歴史の事実は大切ですが、このような、”切り抜いた”表現は残念な事です。